3ヶ月の滞納は「最後の分岐点」です

住宅ローンを3ヶ月滞納した時点で、金融機関の対応は大きく変わります。1〜2ヶ月であれば督促状や電話連絡で済むことが多いですが、3ヶ月を超えると「期限の利益の喪失」に向けた手続きが始まるのが一般的です。

期限の利益を喪失すると、毎月の分割返済の権利を失い、残債の一括返済を求められます。一括返済ができなければ、その先に待っているのは「任意売却」か「競売」か、という選択です。

💡 この記事で伝えたいこと

滞納3ヶ月は深刻ですが、まだ自分で選択肢を選べる段階です。何もせずに放置すると競売に進みますが、今動けば任意売却や買取で、より有利な条件で売却できる可能性があります。

滞納の段階ごとに何が起きるか

住宅ローンの滞納は、段階によって状況がまったく変わります。自分が今どの段階にいるかを正確に理解することが、最初のステップです。

1
滞納1ヶ月目
金融機関から電話や郵便で「入金のお願い」が届く。この段階では信用情報への影響は軽微。返済の相談に応じてもらいやすい。
2
滞納2ヶ月目
督促状が届く。信用情報に「延滞」が記録され始める。金融機関の担当部署が変わる場合がある。
3
滞納3ヶ月目 ← いまここ
催告書(最終通告)が届く。ここを超えると期限の利益喪失の手続きが始まる。自分で動ける最後のタイミング。
4
滞納4〜6ヶ月目
期限の利益喪失通知。保証会社による代位弁済。残債の一括請求。この段階でも任意売却は可能。
5
6ヶ月〜
競売申立て・競売開始決定通知。開札日まで4〜6ヶ月。任意売却や買取は「開札の前日」まで可能だが、時間的余裕は急速に失われる。

任意売却と競売の違い

「任意売却」と「競売」はどちらも住宅ローンの残債を回収するための手段ですが、所有者にとっての影響は大きく異なります。

比較項目 任意売却 競売
売却価格 市場価格に近い金額で売却可能 市場価格の5〜7割程度
手続き 所有者が主体的に進める(債権者の同意が必要) 裁判所が強制的に進める
期間 仲介で1〜6ヶ月、買取なら最短3日 申立てから開札まで4〜6ヶ月
プライバシー 通常の売買と同じ。周囲に知られにくい 裁判所の公告・現況調査で近隣に知られる
残債交渉 債権者と返済計画を交渉できる場合がある 一括返済を求められる(交渉の余地が少ない)
引越し 売却時期を調整しやすい 退去期限が一方的に決まる
費用負担 仲介手数料等は売却代金から充当 引越し費用は原則自己負担

もう1つの選択肢:不動産買取

任意売却には「仲介」と「買取」の2種類があります。仲介は一般の買い手を探す方法、買取は不動産会社が直接購入する方法です。

比較項目 仲介で売る場合 買取で売る場合
売却価格 高め(市場価格に近い) 仲介よりは低め
スピード 1〜6ヶ月(買い手次第) 最短3日〜2週間
確実性 買い手が見つからないリスクあり 買取会社が即決するため確実性が高い
内覧 必要(複数回の場合も) 不要な場合が多い
向いている
ケース
時間に余裕がある場合 滞納が進み、期限が迫っている場合

滞納3ヶ月の段階であれば、まだ仲介での任意売却を選ぶ時間は残っています。しかし、そこからさらに数ヶ月が経過し、競売の手続きが始まってしまうと、確実に売却できる「買取」の選択肢が現実的になります。

滞納3ヶ月の段階で今すぐやるべきこと

① 金融機関に連絡する

滞納している状態で金融機関に連絡するのは気が重いかもしれません。しかし、放置が最悪の選択です。金融機関にとっても競売は手間とコストがかかるため、返済条件の変更(リスケジュール)に応じてくれる場合があります。

返済条件の変更が可能であれば、そもそも売却せずに住み続けられる可能性があります。まずはその道を確認してください。

② 物件の査定を受ける

返済条件の変更が難しい場合、次に必要なのは物件の現在価値を知ることです。残債と物件価値の関係によって、取れる選択肢が変わります。

💡 残債と物件価値の関係

物件価値 > 残債(アンダーローン)の場合
売却代金で残債を完済できるため、選択肢が広い。仲介でも買取でも対応可能。

物件価値 < 残債(オーバーローン)の場合
売却代金だけでは残債を完済できない。債権者の同意を得て、残った債務の返済計画を立てる必要がある。任意売却の経験がある不動産会社への相談が重要。

③ 任意売却に強い不動産会社に相談する

任意売却は通常の売買より複雑です。債権者(保証会社・サービサー)との交渉、配分案の作成、裁判所スケジュールとの調整など、専門的なノウハウが求められます。

相談先を選ぶ際は、「任意売却の実績」と「買取にも対応できるかどうか」を確認してください。仲介で買い手が見つからなかった場合に、買取に切り替えられる会社であれば、競売を回避できる確率が上がります。

⚠ よくある誤解

「ブラックリストに載っているから任意売却もできない」と思い込んでいる方がいますが、信用情報と任意売却は別の話です。信用情報に延滞記録があっても、物件の売却自体は問題なく行えます。

「何もしない」が最大のリスクです

住宅ローンの滞納は、誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまう方が少なくありません。恥ずかしさや後ろめたさから、金融機関の書類を開封せずに放置してしまうケースもあります。

しかし、時間が経つほど選択肢は狭まります。滞納3ヶ月の今であれば、リスケジュール・任意売却(仲介)・任意売却(買取)と、少なくとも3つの選択肢が残されています。半年後、裁判所から競売開始決定通知が届いてからでは、この選択肢は大幅に限られます。

当社でできること

不動産売却サポート株式会社は、住宅ローンの返済が困難になった方の物件買取に対応しています。

当社の特徴
買取対象 マンション(2LDK以上・オーナーチェンジ可)・一戸建て・小規模アパート一棟
対応エリア 47都道府県対応(28都道府県で実績)
最短決済 3日。滞納が進んでいても対応可能
秘密厳守 ご家族や近隣に知られない形での売却が可能
資本金 1億円。現金決済のため審査待ちなし。融資特約なし
提携体制 仲介専門の提携会社2社(関東・関西)と連携。仲介が有利な場合はそちらをご案内

まだ競売にはなっていない今の段階だからこそ、取れる手があります。まずは現在の状況を教えてください。査定も相談もすべて無料です。

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